匂いで感染判明のクラミジアや第四性病にジスロマック

性器クラミジアは、男女共に最も感染者数の多い性感染症であり、ジスロマック等の抗生物質で治療が行われていますが、男女共に自覚症状の無い感染患者が多い為に感染に気付かず水平感染を拡大してしまっている性感染症です。特に女性は、痛感神経の少ない子宮頸管に感染する為自覚症状が少なく菌が上行し膣に感染してしまいます。その為、膣内の環境が変化しクラミジア以外の細菌が繁殖し、膣の分泌液や老廃物を含むオリモノの匂いが強くなり、匂いの変化により性器クラミジアの感染に気付くケースが多くあります。又、原因菌であるクラミジア・トラコマチスには、性器クラミジアを発症させるD型~K型や4番目の性病として第四性病と呼ばれる鼠径リンパ肉芽腫を発症させるL1型~L3型、クラミジア結膜炎を発症させるA型~C型等が存在します。鼠径リンパ肉芽腫は、4~35日程度の潜伏期間を経て発症後、外陰部の丘疹に糜爛や潰瘍の症状が見られ、糜爛発生後1~2週間程度経過すると発熱や頭痛、発疹等の発症に続き、50%前後の鼠径リンパ肉芽腫の感染患者の太ももの付け根あたる鼠径リンパ節に疼痛を伴う有痛性の腫脹が現れます。女性は、鼠径リンパ節から直腸や肛門のリンパ節にまで感染が広がり、直腸や尿道、外陰部、肛門などの穿孔や潰瘍に加え、陰部リンパ浮腫や象皮病様相症状、直腸狭窄等慢性陰門潰瘍の症状が現れます。鼠径リンパ肉芽腫は、テトラサイクリン系及びマクロライド系の抗生物質を数週間服用する必要がありますが、テトラサイクリン系の抗生物質はクローン病の発症率を2倍以上に高めるとされています。クローン病は、厚生労働省の特定疾患であり、口~肛門までの消化器官に慢性肉芽腫性炎症を発症します。その為、テトラサイクリン系のよりもジスロマックなどのマクロライド系の方が安全性が高いとされています。

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